No.46 運動と脳の活性化の関係

スポーツの後、体だけでなく、気分もリフレッシュしたことはないでしょうか。また仕事に行き詰ったとき気分転換に散歩に出かけたら、リフレッシュして仕事がはかどったということはありませんか。運動は「脳」を活性化させたり、リフレッシュする効果があるのでしょうか?

脳への血流をよくして活性化させましょう

有酸素運動で強めの運動をすると前頭葉の活動が高まります。下半身には全身の約7割の筋肉が集まっており、歩くことによって全身の血流がよくなり、脳への血流も増えていきます。脳の血流が増えると、血液と一緒に酸素やエネルギーの元であるブドウ糖もたくさん運ばれ、脳内の神経細胞が活性化していくというわけです。

セロトニンを活性化させましょう

セロトニンとは、心と体のバランスを保つ脳内に存在する情報伝達物質の1つです。セロトニン神経が活性化すると大脳の緊張状態が緩和され、安静時に出現する脳波が出やすくなります。また、ネガティブな気分が改善され、プラス思考になり、自律神経が活発化します。

セロトニンを増やすには、規則的に筋肉が収縮する運動をすることです。それによりセロトニンの分泌が盛んになります。代表的な運動はウォーキングです。

セロトニンを活性化するウォーキング

まずは歩くことに集中しましょう。セロトニンを活性化させるには、集中してリズミカルに歩くことが大切です。また、地面の凹凸の状態などの刺激が足から脳へと伝わり、脳の血流が増え、脳が活性化されます。歩く際は、地面をしっかりと踏みしめて、少し速足で歩くことも大切です。ただし、疲れすぎると逆効果になってしまいますので、心地よい速さで歩くことが基本です。ときには、歩く道のりを変えてみることも大切です。同じ道ばかりだと、新しい情報が入ってこないので、飽きてしまい、脳の活性化にはなりません。歩きながら目に入る景色の変化や新しい発見をすれば、それにより右脳が刺激され活性化されます。

「脳を活性化させるインターバル速歩」

インターバル速歩とは、速足と普段歩いている速度を交互に行うウォーキングで、速足により下半身の筋肉が鍛えられ、血流がよくなり脳を活性化させます。さらに速足に強弱をつけることにより脳が鍛えられるといわれます。基本的には3分間競歩の要領で息が切れるくらいの強さで歩き、続いて3分間普段の速さで歩きます。これを繰り返し1日合計30分間程度行うと効果があがるそうです。

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