栄養のバランスに偏りのある食生活や、トイレ習慣の乱れが、腸の病気を招くこともあるため、日頃から腸に負担をかけないように食事を取ることが大切です。
まずは、食事時間が不規則になると、胃や腸のリズムも狂いやすくなるので、朝・昼・夕の三食は決まった時間に取るようにしましょう。
胃に食べ物が入ると、胃から脳に信号が送られ、排便を促す「排便反射」が起こります。特に朝はこの反応が盛んなので、朝食を抜くことは禁物です。便通を整え、腸に老廃物を溜めないことが腸へのストレスを軽減させる方法です。
また、何をどのくらい食べるかによって、消化・排泄過程が違ってきます。
肉類中心の食事は、腸に溜まりやすい便になり、大腸に負担をかけがちです。
消化しにくい加工食品は、胃や小腸に負担をかけます。
このような食事の積み重ねが、胃腸の病気を起こすことにもなりかねません。
胃に負担をかけず、消化の良い食べ物とは、唾液や消化液と混ざりやすく、胃に入ってからの滞留時間が短い食べ物です。
また、食材の消化時間だけでなく、消化がしやすいように調理することも大切なポイントです。
<食べ物の胃滞留時間>
半熟卵100g・・約1時間半
牛乳200cc・・約2時間
米飯100g・・約2時間ちょっと
生卵100gもち100g約・・2時間半
パン200g・・約2時間45分
焼きいも100g・・約3時間
ビーフステーキ100gアイスクリーム100g・・約3時間ちょっと
バター50g・・約12時間~。
ご参考までに…。