No.89 食塩相当量(塩分)の算出方法

s-DSC02104

すでに降圧薬治療を開始されている方や、まだ高血圧を発症していない方でも減塩を中心とした食事療法を実践すれば合併症の予防と進行を抑えられます。

高血圧の人の目指す食塩摂取量は1日6g未満ですが、調味料として使用する食塩が6gというのではなく、もともと食品に含まれている食塩の量も併せています。

よって、調理する際には、「食品に含まれる食塩の量」と「調味料に含まれる食塩の量」を考慮しなければいけません。

特に、加工食品(漬物、ハムやベーコン、レトルト食品など)は製造過程で食塩を多く使っているので注意が必要です。加工食品にどれだけの食塩相当量が含まれているか知りたい場合は、栄養成分表示欄に食塩量が記載されているので確認しましょう。

食塩量ではなく、ナトリウム量で表示されている場合は、ナトリウム量(mg)に2.54(換算係数)を掛けて1000で割ると食塩相当量が(g)がわかります。

食塩相当量とは、食品に含まれるナトリウム量を食塩量に換算したもので、我々がよく使っている「塩分」のことです。

 

<食塩相当量(塩分)の計算>

食塩相当量(g)=ナトリウム量(mg)×2.54(換算係数)÷1000

 

栄養成分表示で100gあたりの成分量と表示されている場合は、実際に食べる量(内容量)でも計算しましょう。たとえば、100gあたりのナトリウム量が540mgの場合、約1.4gの食塩相当量(塩分)になりますが、内容量が200gの場合は2倍になるので役2.8gの食塩相当量(塩分)となります。

Comments are closed.