男性と女性では、骨盤の形状に差があります。
女性の骨盤は、子宮がある分男性の骨盤より大きく、また、出産時に赤ちゃんを通すため、横幅が広く全体的に浅いつくりになっています。
そして、出産時には骨を結合させている靭帯が緩み、骨盤が開くしくみになっています。
また、月経周期にあわせてわずかに緩んだり締まったりするとされています。
さらに、骨盤を支える筋力も男性より弱いため、女性は男性より骨盤がゆがみやすいといえます。
特に産後半年ほどは、骨盤が緩んだ状態が続くうえに、妊娠期間中の運動不足により骨盤周辺の筋肉が弱っているため、ゆがみやすくなっています。
骨盤のゆがみは骨盤が前後左右いずれかに傾いてしまうことで起こり、骨盤がゆがむとそれにつながる背骨もゆがんでしまい、全身のバランスが崩れてしまいます。
ゆがみのない体のためには、骨盤を正しい位置に保つことも重要なのです。