No.21 便秘解消に不溶性食物繊維と水溶性食物繊維

最近では、お菓子などを買うとき、「食物繊維入り」と書かれているものをよく見かけます。日本人の食物繊維量は、目標量(男性19g、女性17g)に達していないそうです。

以前、食物繊維はエネルギー源や体の構成成分になることがないため、「食べ物のカス」と呼ばれていたときもあったとか。しかし今では炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルに次ぐ第6の栄養素として注目され、「便秘解消」のために必要な栄養素とされています。食物繊維が便の量を増やし、水分を吸収して便の軟らかさを保つことで便通を整えています。

ところで、食物繊維には、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があるのをご存知でしょうか。

<水溶性食物繊維>

粘性があり、保水性が高い。便の水分を増やして軟らかさを保ち、腸内の通過時間を短くします。

果物 海藻類 こんにゃくいも

<不溶性食物繊維>

便の量を増やすことで大腸の蠕動運動を活発にして排便を促進し、腸内の有害物質を体の外に排泄します。

根菜類 穀物 豆類 

例えば、ごぼうやサツマイモなどの不溶性食物繊維を多く含む食品ばかり取ってると、便が硬くなって体の外に排泄することができません。水分を吸収して軟らかい便をつくるには、水溶性食物繊維も必要です。

他に便秘を解消するためには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく取るだけでなく、便を軟らかくする水分や、便の通りをスムーズにする油脂、大腸の自律神経を調節するビタミンB群、C、Eもしっかり摂取することが必要です。

前述した目標量をしっかり摂取したうえで、そのほかの栄養素もバランスよく取りたいものです。また便秘を防ぐには、腹筋を鍛えたり、つぼをマッサージすることも有効といわれています。

香椎整体処「心庵」では便秘に効くつぼマッサージもおこなっていますので、お気軽にご相談くださいね。

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